口コミ (画廊の夜会)

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    ギャラリー上田

    梅野亮展

    作家の梅野亮(まこと)さんのお話に圧倒されました。

    梅野さんは高校卒業の頃に日本画家の中村正義氏に作品を絶賛され、天才の名をほしいままにした作家です。しかしその後警備会社にアルバイトで入社。数々の特許を成立させるなどして事業を拡大し、代表取締役になった経歴をお持ちです。

    なぜ絵を中断したのか伺うと「あのまま絵を続けていたらダメになるのが分かったから」。20代でそう思えるところが天才の天才たるゆえんです。私自身もこのまま新聞社に居たらダメになると思ったのですが、40手前でした。

    作品は段ボールを使った絵画のような彫刻のような、雑なのか繊細なのか判断できない不思議なものです。しかし絶妙のバランスのうえに自己主張をしてきます。

    次はEコース最後の画廊、東京画廊+BTAPです。
    http://ginza.kokosil.net/ja/review/entry/00001c000000000000020000002210b2

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    東京画廊+BTAP

    パキスタン・現代ミニチュアール展

    布だと思うでしょうけど、これは絵です。本物を見るとびっくりします。

    インドのムガール王朝時代に確立した超細密画法「ミニチュアール」の技術はパキスタンに渡り、そこで根付きました。東京画廊+BTAPはそのパキスタンから絵を取り寄せ、夜会に展示します。

    企画した田畑幸人共同代表によると、日本人の美術センスはインド人に近く、中国人のそれはヨーロッパ人に近いとのこと。たしかにどことなく懐かしい作品に出会えます。西欧美術の時代から日本やインドの美術の時代になるだろうというお話にも、そんな感じがしてきます。

    銀座の夜会ツアーEコース。いかがでしたでしょうか。
    蛇足気味ではありますが、歩いてみた感想を以下にまとめました。
    http://ginza.kokosil.net/ja/review/entry/00001c000000000000020000002210b8

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    ギャラリー上田

    軽妙なダンボールコラージュ

    ギャラリー上田は画廊の夜会に梅野亮(まこと)さんの作品で参加します。

    梅野さんの作品の特徴は色の明るさ! 見る人のこころも明るくします。
    ダンボールをベースに色づけした紙を切り貼りしたコラージュは、紙の立体感がおもしろい遠近感を、色と素材の組合せは軽やかさを生み出します。
    正方形の画面でブルーを大胆につかった海の作品が、特に印象に残りました。
    梅野さんにとっては、ほぼ30年振りの個展になるそうです。

    ギャラリーに来たら作品に集中して頂きたいので、あえて飲食はおすすめしないとのこと。
    どうぞ純粋な気持ちで作品を楽しんでください。

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    ギャラリー広田美術

    3人展 大島真由美・狩野宏明・山内隆

    画廊の夜会、3日は21時まで開廊。17時から岩手県産のワインで皆様をお待ちしています!
    http://www.hirota-b.co.jp/exhibition/2011/05/3-1.html

    写真は大島真由美“蜃気花楼” 24×33㎝ 紙本・彩色

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    銀座美術

    酒井抱一生誕250年

    エレベーターを降り、使い込まれた木製のスイングドアを押し店内に入ります。

    空也ビル4階にある銀座美術は、茶道具を専門とする美術店です。

    通常は茶器やなつめなどが主ですが、酒井抱一が今年で生誕250年ということもあり、画廊の夜会中は一般のかたにも馴染みの深い抱一と琳派の作品がたくさん並びます。

    1階でお茶菓子を売っている関係で、茶道に関心のあるお客さまが多いそうですが、展示されている茶道具類は、お茶を知らないわたしでもとても興味を持てました。

    奥の時代を感じさせる床の間と応接セットを見ていると、タイムスリップしたような気持ちになります。

    興味がないと知ることの出来ない画廊ですので、夜会を機会にぜひ足をお運びください。

    期間:5月24日(火)~6月11日(土)

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    番町画廊

    ヴェネツイア・ビエンナーレ受賞作も!

    番町画廊では、池田満寿夫、そして現代作家の作品をあつかっています。

    画廊の夜会期間中はミロの「バランスをとる人」を中心に、池田満寿夫のヴェネツイア・ビエンナーレを受賞した貴重な作品や、高橋亜由美、福井良之も並びます。

    和菓子の空也のビルの3Fです。
    『お気軽にどなた様もお越しくださいませ』と画廊からのメッセージです。
    ☆3日は17:00~21:00までワインサービスがありますよ!

    期間:5月30日(月)~6月11日(土)

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    銀座ジャンセンギャラリー

    ジャンセンの憂いを秘めた表情

    銀座で30余年、ジャン・ジャンセンの作品を中心に扱ってきたジャンセンギャラリーです。

    ジャンセンは1920年生れ、今年91歳になるフランスで活躍してきたアルメニア人の画家です。憂いある表現は、彼の生い立ちから来るものかも知れません。
    ジャンセンギャラリーではヨーロッパの印象派、ガレやドームなどのガラス作品も展示されます。

    画廊の夜会の間は夜9時までの営業となりますので、ロマンティックな空間をゆったりとお楽しみください。

    期間:6月3日(金)~6月11日(土)

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    表玄

    日本の四季を京の空間で

    コリドー街にちかい表玄は、近代日本画を中心に扱う京都創業の画廊です。
    そして今年のテーマは「四季の日本画展」 中村宗弘「富士夏光」ほか、季節の日本画が展示されます。

    ドアを開けた途端、落ち着きを感じる店内でした。
    画廊の方にお話をうかがうと、京大工さんの手による造りだそうで、北山杉を使用し、美術品を大切に包むような雰囲気が漂っていました。

    奥には特別な作品を鑑賞するための別室があり、普段は公開されていないそうですが、画廊の夜会の夜のみ一般の方にもご覧いただけるそうです。

    京都の空気の中で味わう四季の日本画は、銀座とは思えない静けさを感じさせてくれます。

    期間:6月3日(金) 17:00~21:00
    表玄サイト:http://www.hyougen.jp/

    ※今年の「画廊の夜会」は東北地方太平洋沖地震の被災者の方々を応援するイベントでもあります。
    チャリティーにもぜひご参加ください!

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    秋華洞

    『THE 春画』

    おんらいんぎゃらりーを中心に江戸から現代までの日本美術をあつかう秋華洞が、今年の画廊の夜会に選んだテーマは「THE 春画」 ズバリなタイトルにドキドキしてしまいます。

    風刺画が有名な河鍋暁斉の作品をはじめ、艶本、掛け軸などが展示されるそうです。

    秋華洞は西銀座通り沿いのビルの7階にありますが、昨年は銀座の夜会に参加したことで普段いらっしゃらないお客様が沢山いらしたそうです。

    梅雨の夜、しっとりと艶っぽい日本画を銀座の夜会でお楽しみください。

    期間:6月3日(金)~6月5日(日)

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    銀座 柳画廊

    岡野博展

    教科書の表紙にもなった岡野博画伯の作品を、今年の夜会シーズンに展示します。画廊の加藤薫里さんによると、画伯の最近のこだわりのモチーフは大きな景色の中の鳥だそうです。ワンポイントの妙を味わえます。

    6月3日当日は岡野画伯本人がいらっしゃるとのことです。うれしいワインサービス付き。

    柳画廊さんは数寄屋橋公園と泰明小学校の緑が満喫できる、銀座では珍しい立地です。

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